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人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

イタリアのニッチな歩き方:西洋西占術

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【イタリアのニッチな歩き方:西洋西占術】

 みなさんは、占いを信じる方ですか?星座占いは、女性向け雑誌のコラムに載っていたり、朝のテレビ番組などでも取り上げられていますよね。信じなくてもついつい見てしまう、ちょっと気にしてしまうのが占いなのではないでしょうか。
 なぜ、今日この話をするのかというと、昨日、Book-offで、写真のような本を100円で買ってしまったからなのでした。かといって、私は占いに頼る人間では全くないのですが、《ふと手にして》ぱらぱらめくってみると、自分のことと確かに接点がある。だとすると自分の知らない自分を知りたくなって、ついつい読んでみたくなって・・ついには100円なら買おうとなったわけです。
 では、そもそもなぜこの本を手に取ってしまったか・・ですが、Fabがよく言うのです。私の性格を星座を結びつけて「君は山羊座だから●●なんだよな~」と。《男のくせに星座のことを言うのか?!》と初めはびっくりしたのですが、日本人以上に、西洋人にとっては、星座占いは暮らしに根ざした占いのようです。日本人は、人の気質といえば血液型の方を引き合いに出して語ることが多いのではないでしょうか。そんなことがあって、ついつい手が伸びてしまったというわけです。
 西洋の占星術(星々の研究)は、もともと「天体は一定の影響を地上にもたらすという考え」に基づいて、古代から、天文学とともに発展していったようです。そして、下記を読めば、イタリア人が、男でさえも、なぜ星座占いを普通に会話に持ち出してくるのか、それがわかったような気がします。現在でこそ科学としては扱われていないけれど、かつては長い間、宇宙規模の視点で追究された科学的研究だったわけですから。
*** フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』***
 西洋西占術:一般的に、占う対象に影響を及ぼすとされる諸天体が、出生時などの年月日と時刻にどの位置にあるかをホロスコープに描き出し、それを解釈する形で占う。用いられる黄道十二宮の概念は、初期メソポタミア文明に起源を持ち、ヘレニズム時代にギリシャ人が採用し、ローマ人に受け継がれた。占星術は古代から、天体の位置を測定して計算し宇宙の体系の仮説を作る天文学と共に行われ、惑星の位置の精緻な計算を必要とする占星術という実践が、天文学を推進する最大の力だった。
 古代・中世・初期近代のたいていの占星術は、真面目で洗練された研究・実践であり、当時においては超自然的でも非合理的でもなかった。潮汐など、天体の地球への影響は明らかに存在し、惑星の光に何らかの影響が伴っていることは疑う余地もなく思われたため、占星術の真偽が論点になることはなく、天の影響の範囲とその影響をいかに正確に予言するかということが専ら論争された。
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参考:石井ゆかり山羊座』WAVE出版(2010)