ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

『日本人の背中』(井形慶子)集英社文庫

f:id:kei-fab:20191027083149j:plain


◆7.『日本人の背中』(井形慶子集英社文庫

(1)はじめに
 私の世界への憧れは、子どもの頃は兼高かおるさんのテレビ番組「世界の旅」で、そして、大人になってから実際に世界へ出かける背中を押してくれたのが、井形慶子さん(1959生まれ)の本を読んだことがきっかけでした。井形さんは、現在、東京とロンドンを行き来しつつ、イギリスの生活文化、住宅や地場産業について執筆されているジャーナリスト&エッセイストです。シングルマザーでありながら、子ども連れでエイ、ヤ-!と渡英し、28歳でイギリスの暮らしをテーマにした情報誌「ミスター・パートナー」を創刊。そして日本とイギリスを行き来するなかで、自分の見聞きしたもの・ことをもとに、たくさんの本(『イギリス式「おばあちゃんの知恵」で心地よく暮らす』、『雑貨・服 イギリス買い付け旅日記』、『今すぐ会社をやめても困らないお金の管理術』、『イギリス式 お金をかけず楽しく生きる』『イギリス式 月収20万円で愉しく暮らす』など)を執筆されています。彼女の生き方や価値感そのものが本になっていますので、見知らぬ世界への歩み出し方や心の有り様、勇気、暮らしの中の楽しみの見つけ方など、知らず知らすのうちに気持ちを後押ししてくれる・・・そんなエッセイストです。
 近年、外国からの観光客が増えている日本ですが、日本人からすると当たり前でも、外国人からすると不思議なこと、驚くことがいっぱいあるようです(Fabを見ていてもそうですが)。そこで、今度は、井形さんの『日本人の背中:欧米人はどこに惹かれて、何に驚くのか』(2010)という本をもとに、それを掘り下げていこうと思います。
参考:『日本人の背中:欧米人はどこに惹かれて、何に驚くのか』(井形慶子集英社文庫