【絵本をつくる】「私家版」自費出版の方法
(5)「私家版」自費出版の方法
退職された何人の方(恩師の方々)から、これまでのご自身の人生を振り返っての自費出版本をいただきました。今、改めてその本を手にとって読んでみると、仕事でのお付き合いではわからなかったお人柄や豊かな生き方に触れることができます。もう既にお亡くなりになった方もいらっしゃり、お世話になった当時のお顔や声がよみがえってきます。「本」とは面白いもので、同じ内容であっても、読み手である自分の経験値が豊かになると、理解の幅が広がり、その時々で得られるものが異なります。
さて、そのような自費出版本ですが、「書籍の販売を目的としないプライベートな本づくり」の方法についてまとめます。
《1》編集あり 1)出版社 2)地元の新聞社
*編集者がつく(人件費)ので割高。100万円以上。
《2》編集なし 3)印刷所
*自分の力量そのものが作品に=誤字脱字があることが多い。100万円以下。
やはり、編集者についていただくとそれなりにクオリティが上がりますが、その分出版費が高くつくということですね。また、表紙のデザイン等も洗練されたものになると、より素敵な本に見えます。
でも、なるべく低価格で出版するなら、地元の印刷屋さんにお願いするのがよいとのことです。今時のことなので、ネットで発注できる印刷屋さんもあるかと思いますので、色々調べて、お得な業者さんを見つけるのがいいでしょう。
さて、自費出版した私家版の本ですが、大概の方はご自身で親しい方にお贈りするのだと思いますが、文芸社さんのお話によると、故人の思い出としてお葬式で配られることも多いのだそうですよ。