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人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

【イタリアのニッチな歩き方:飛行機チケットのキャンセル】

【イタリアのニッチな歩き方:飛行機チケットのキャンセル】
 今、Fabに新たな問題が発生中です。飛行機のチケットに関する問題です。Fabはイタリアと日本を年に4~5往復するため、約半年前から格安のチケット(往復およそ7万円くらいで、キャンセル不可)をインターネット上で探して購入しています。今回、同時に2つの往復でトラブルが起きました。いずれも、トリノ空港発着便でドイツのミュンヘンあるいはフランフルト経由の飛行機のキャンセルに伴うものです。ということは、トリノ空港発着便に関する問題、あるいは、ルフトハンザ航空に関する問題ということになりますが、トリノはイタリアでは観光客の少ない都市で、空港もそれほど大きくありません。しかも、現在、イタリアの経済情勢(かつてのギリシアに匹敵する状況)のみならず、ドイツの経済情勢の悪化から、効率の悪い路線の飛行機をキャンセルした可能性大と思われます。
 この度、一つは、おそらくノルウェー(?)に拠点をおくエージェントから購入した往復チケット、もう一つは、ANAをエージェントとする往復チケットでした。ANAチケットに関しては、個人のチケットサイトで「飛行機のキャンセルに伴い、ANAに連絡のこと」といったコメントが掲載されていましたから、電話をかけると1時間足らずのうちに、乗り継ぎの時間が極力短くなる別便を手配してくれ、キャンセルチケットの情報(通路側シート、シーフードミール)まで確認し、ニーズに丁寧に対応してくれました。これが日本流の信用のある仕事ぶりというものでしょう。
 一方、もう一つのエージェントについては、飛行機がキャンセルされたことさえも知らされませんでした。こちらがネット上のチケット情報を確認すると《フランクフルト=トリノ便》が消えているために問題が発覚したわけです。エージェントにメールを送っても返事はなし。何度も電話してようやくつながったと思えば、「分からない」「こちらでは対応していない。ルフトハンザ航空に問い合わせよ」との対応で、ルフトハンザ航空も「チケットは販売したエージェントの問題なので対応できない」、再度エージェントに連絡しても別の電話番号を知らされ、そこに電話しても「分からない」といったたらい回しの状況でした。結局、ANAに連絡した際に尋ねてみると、《フランクフルト=トリノ便》そのものがキャンセルされている事実がわかり、やはりチケットを販売したエージェントに連絡・対応していただくしかないとのアドバイスをいただき、その後、何度も電話してようやくつながりました。その時は、結構丁寧な対応でなんとか振り替え便を手配してくれそうな気配だったのですが、今度は、なんと!複数の別便が予約されており、「どういうこと?この中から選べということ?」と不思議に思っていると、次の日にはそれらもすべてキャンセルされている状況です(今日現在)。日本人である私には、なんとも理解しがたい状況(仕事ぶり)で、どれだけの人が路頭に迷っていることか・・・こんなことが日常であるなら、やはり会社も人も信じられない・・・という心理になりますよね。Fabに言わせれば、「《日本》が世界的にも特異な国なんだよ」とのことですが、消えたチケットがどうなることやら・・・。