ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

つくる―ハンドメイドを楽しむ(着物リメイク)

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3.男物の羽裏で作ったトップス

 アンティーク着物を見ていると、女性の羽織は表柄がとても華やかなのに対し、男物は裏地にとても凝っています。見えないお洒落を楽しんだ「粋」な男達の想いが伝わってくるようです。ということで、男物の羽裏をいくつかまとめ買いしてみました。シルクの裏地なので、薄手でドレープ性にも富んでいますから、女性ものとして「粋」にリメイクできそうです。
 写真は、同系色の2つの羽裏を使って作った直線裁ちのトップスです。夏にはタンクトップに重ねて、冬にはタートルネックのセーターと合わせると、一年中着回しができそうです。
 実は、これはイタリアのマンマの誕生日プレゼントとなりました。マンマは、若い時に《ミス●●》に輝いたくらいの女性ですから、80歳をこえてもその美はなお健在で、毎日のメイクもバッチリ、ファッションセンスもかなりのもの。このトップスの色に合わせたパンツに、シックなアクセサリーで着こなしてくれました。自分が仕立てたとは思えないエレガントさ!同じ服であっても着る人によってこれほどまでに格が上がる、なぜ今インスタグラムを通して若者の間でファッションのインフルエンサーがもてはやされるのか(どう着こなせばよいのかのハイセンスなお手本)、その意味が認識できたように思います。Fabとともに、マンマのセンスに「ブラーバ!」と思わず拍手してしまいました。