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人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

【イタリアのニッチな歩き方】ピノッキオ

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 『ピノッキオ』は、日本でもよく知られたお話ですが、この物語はイタリア生まれだったことをご存じでしたか?突然、なぜピノッキオ?と思われたことでしょう。事の発端は、先日、車を運転していると、Fabが「あの日産車の名前は《pino》っていうんだ。《pino》ってイタリア語で《松》っていう意味だけど、なんで車に松???」という話題からでした。私の頭の中では、pino・松・pino・松・・を繰り返していると、ピノッキオってもしかすると松の木から作られたのかな?とふと思って、「話は変わるけど・・・」と、Fabに聞いてみました。Fabいわく、「それはよく知らないけど、ピノッキオを作ったおじいさんはジュゼッペ(日本ではゼペットと訳されていますが)だけど、ジュゼッペという名前は、子どものとき《ジュゼッピーノ》って呼ばれるんだよ。ジュゼッペの作った子どもで、男の子だから《ピノッキオ》なのかもね。」と。
 ここで、イタリア人の名前について補足しておきます。イタリア人の名前は、基本的に、「-o」 で終わるものが男性名(例:マルコ)、「-a」 で終わるものが女性名(例:マリア、クリスティーナ)。そして、子どものことを“ ピッコリーノ(男の子)”“ ピッコリーナ(女の子)”(本来、「とても小さくて可愛らしい」と言う意味)と呼びます。ということで、《ピノッキオ》の名前の由来は、《ジュゼッペおじいさんの可愛い男の子》という意味によるもので、原文では木の種類まで書かれていないそうですが、きっと《松》なのでしょう。すごい発見にわくわくした一日でした。