ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

心に響く言葉:『人生はニャンとかなる!』 

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◆5.『人生はニャンとかなる!』(水野敬也、長沼直樹著)

 本屋さんで、タイトルのおもしろさに引かれて手に取ってみました。中身は・・というと、68テーマについて書かれているのですが、これがまた面白いテーマばかりで、なるほどとうなってしまいます。「隙があるから好きになる」(完璧だと近寄りにくいからなぁ・・・)、「一度サボるとクセになる」(ブログ書きもまさにその通りだわ・・・)、「みんなで見る夢はひと味違う」(仲間と一緒だとうれしさも厳しさもつらさも分かち合うもんね・・・)という具合です。
 そして、この本のすばらしさは、《表》にねこの写真とテーマ、《裏》には偉人達の名言やエピソードが書いてあることです。しかも、各ページ毎にミシン目が入っていて切り離せるのです!気に入ったものを切り取って、壁に貼ったり、誰かにプレゼントしたり・・・そんなところまで工夫を凝らした優れものです。ねこ好きでなくても買って損のない(ちなみに税別1400円)、心が自然にほっこりする本で、軽いタッチだけれども意外に深く納得できる本かなと思います。姉妹本に『人生はワンチャンス!』があります(犬の写真つき)が、私は人生ニャンとかできるほうを選びました。その中から今日は次の話題を・・。
(1)「顔に出てない?」
オウィディウス古代ローマの詩人):「黙っていても、顔が声と言葉を持っていることがよくある」
福沢諭吉:「顔色や容貌を、いきいきと明るく見せることは、人間としての基本的なモラルである。」
 この年齢まで生きているといろんな人に出会いました。いつも笑顔を絶やさない人(一人になった時には違うのでしょう)、顔をみれば心情が手に取るようにわかる人、それによってこちらもコミュニケーションのとり方を変えて関係性を築いてきたように思います。いつも笑顔の方は雰囲気のよい場を作られますが、その方を深く知ろうと思うと真意を察するのに時間がかかるように思います。逆に、表情から心情を察知できる方はシンプルで、悩まずに対応の仕方を決めることができます。そういった点で、いずれにしても異なった種類のストレスを抱きつつ、私達は相手との関係性をつくっていきますよね。
 福沢諭吉は、理性によって感情をコントロールすることを人としての基本的なモラル、つまり、人間の《徳》と位置づけているようです。確かに、それが人格として息づいた時には、意識せずともそれが顔に出ていることも否めません。年を取れば取るほど、顔の表情筋は固定化され、シワ(怒りジワ、笑いジワ)によって表れてきますよね。こうなると、マッサージや美顔マスクは対症療法に過ぎず、何十年後に表情穏やかで美しくいたいなら、福沢諭吉に学び、《若い頃から徳を磨く》ことがなによりも大事・・・と、私の思考は展開していったのですが、ちょっと論点がずれましたね。