ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

イタリアのニッチな歩き方:STREET ARTS(5)

f:id:kei-fab:20190916211556j:plain
f:id:kei-fab:20190916212428j:plain
f:id:kei-fab:20190916212616j:plain


(5)正統派STREET ARTS:街角のディスプレイ(自転車編)

 さあ、今度は落書きARTSを脱して、街角で見つけた正統派日常ARTSに移りましょう。これらの写真は、フィレンツェの旧市街地の路地で見つけた「自転車と花」のディスプレイです。道幅は、およそ一台分の自動車が通れるくらいですから、自動車で旧市街地を通行するのは、よく道を知った地元の人でないと結構大変そうです。さらにこのように路上にはみ出すとなると、自動車泣かせのディスプレイかもしれません。しかしながら、歩いて街を散策する者にとっては、目を奪われるうれしいディスプレイです。
 イタリア人は、誕生日などの特別な日はもちろん、日常的に花を贈りあう習慣があるようです。イタリアの母の話になりますが、ディナーに出かける際、「バラをいただいたから・・レストランに持って行くわ」といって、1本だけでさっと抜き、何に包むでもなく手に持ってレストランへ行きました。そして、ウエイターに差し出すと、ちゃんとコップにさしてテーブルに飾ってくれました。こんなに気楽に花を扱うシーンって、日本ではあまり見かけませんよね。それだけ、花が人々にとても身近で、暮らしを潤しているということなのでしょう。自動車で通行しにくくても、花であれば許されるのかもしれません。