ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

【つくる】ステンドグラス

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7.ステンドグラス;蝶のランプ
 次なる作品が、この蝶の平板ステンドグラスのランプです。もちろん、デザインはオリジナル。2作目にしては結構込み入ったもので、カーブも多い(初心者でガラスを曲線で切るというのは、言うまでもなく非常に難しいのです)。きっと先生からはダメだしがでるだろうなぁと思いながらデザイン画を見せたところ、「がんばってやってみたらいいよ」と、あっさりと認めて下さいました。内心は、苦笑いをされていたことでしょう。先生は、若い頃はボクサーだったそうですが、その後ハワイで暮らされ、そこでステンドグラスに出合い、修行を積まれたそうです。帰国後は、ステンドグラス作家として生計を立てていらっしゃいます。とてもとても几帳面で厳しい(元ボクサーだけあって、眼光が鋭く怖い・・・)方で、乾燥に使うドライヤーのコードの巻き方まで細かな注意をされます―《「いい加減」ではよい作品は作れない》ということなのでしょう。それを身にしみて感じたのがこの蝶の作品でした。型紙とは異なった1mm以下の微妙な大きさの違いで、ガラス配置がズレてしまって形になりません。教室の生徒の気質も日々の態度や言動から察して、作品以外のところでも細やかに教授されていたんだなぁと、厳しさの裏にある教えの意味を改めて感じます。