ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

『日本人の背中』(井形慶子)集英社文庫

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(3)日本食は究極のヘルシーフード

 Fabに言わせれば、今、イタリアは日本ブームなのだそうです。特に、「ヘルシーな日本食」がブームになっているとか。Fabは、日本に滞在すると、大体数ヶ月で体重が3kgほど落ちます。逆に、イタリアに帰国して数週間滞在するだけで数kg増える・・・それを繰り返しています。Fabの知り合いには、「どうやってダイエットしたんだ?」と聞かれ「日本食を食べていれば自然に痩せるんだよ。」というと、「やっぱり日本食ってヘルシーで、ダイエットにはもってこいなんだなぁ。」と感心されるようです。一方、マンマには「痩せちゃって、ちゃんと食べているの?」と心配されます。
 確かに、トリノの街を歩いていても、日本食レストランが結構あります。日本食とはいえ、彼らの言う日本食は寿司。さらに言うなら、ラーメンと続くのですが、とても《ヘルシーな日本食》とはほど遠い認識&実状です。しかも、イタリアではパスタでも2000円くらいはしますから、それに比べると寿司レストランは安い価格設定の店が多いのです。それは、海外の日本食レストランの多くは中国人の経営によることが多いからで、日本人の経営する和食レストランの多くは高級店です。また、外国人の好む寿司は、日本で食べる寿司とはちょっと変わっていて、その国で好まれるようアレンジが施されています。そして、一貫がちょっと小さい・・・。とはいえ、外国にいて寿司が食べられるのは本当に嬉しい限りです。トリノの街にも、安くて美味しい中国人経営の行きつけの寿司レストランがあり、週1回くらいのペースで出かけています。
 そして、日本食と聞いて思い浮かぶのが「豆腐」なのですが、私の身近なイタリア人は、あまり豆腐が好きではありません。「柔らかい」+「味がない」というのがその理由のようで、外国人が日本食好き=豆腐を好むと考えるのは、少々間違いのようです。ただ、「しょうゆ」は大好きなので、「しょうゆをたっぷるかけて豆腐を食べる」ことは好みます。ちなみに、外国で見かけるしょうゆといえば「キッコーマン」のみ。今は、《キッコーマンはしょうゆの代名詞》になっているようです