ひらく*つくる*暮らす

人生とは、自分でいくつもの扉をひらき、こつこつとつくりあげていくもの。イタリアと鳥取に住まうアラ還国際婚夫婦が、幸せになるヒントを追求&発信するblogです

【絵本をつくる】

 《絵本をつくりたい、絵本を出版したい、絵本作家になりたい》という人は世の中にごまんといるようで、私もその一人です。作品のアイディアを温めたり、執筆しながら、どのようにすれば実現できるのか、きっと皆さん模索されていることと思います。ここでは、私自身の経験、入手した情報を共有したいと思います。
(1)コンテストに応募する:文芸社「えほん大賞」①
 文芸社は、商業出版、自費出版を手がける「総合出版社」です。そして、プロ作家のみならず、アマチュア作家・研究家の発掘にも力を入れている(出版説明会の資料より)会社です。絵本作家をめざしている人なら、文芸社が行っているコンテスト「えほん大賞」(4月、10月の年2回募集)のことがきっと気になっていることでしょう。私も、今年の4月と10月とも応募しました。
 文芸社が地方に出向いて行っている「執筆と出版の説明会」に参加してきましたが、以下の情報が得られました。
応募者:4月実施のコンテストでは、約2500作品が届いたそうで、応募数は増加しているとのことですから、受賞がいかに難しいかわかります。しかも、説明会に参加した方の多くは絵本を出版したい人たちでしたので、同じ夢を持つ人がどれほど多いのか、それも明白です。門戸は広く開かれているが、通行手形を入手するのは極めて難しいという感じでしょうか。

選考基準受賞のハードルは、純粋に「絵本の質」だと考えていましたが、どうやらそれ以外の要素も作用するとの話でした。出版する以上は話題性(出版経験や、社会的な肩書き、話題になりそうな特異性・経験、ネームバリュー、生活環境など)も勘案されるとのことです。つまり、選考は出版を念頭において行われますので、話題になって売れることも勘案せざるを得ないということです。「連続投稿しても受賞は難しい」(努力賞はない、無名である=売れない=商業出版は無理ということを自己認知べきということでしょう)との説明もありました。そして、このようなコンテストについては、どの出版社のコンテストにおいても同様だとおっしゃいました。
 でも、絵本を世に出したいとすればどうするか・・・。「自費出版」ということになりますよね。づづく・・。